Wafty’s diary

情熱は止まらない 私達は進み続ける

改めて知っておこう!新幹線遅延 2時間以上の場合は特急料金の全額払い戻し可能


新春1月3日午前6時35分頃、東京・有楽町駅近くで火災が起こった。

その影響で、東海道新幹線は正午近くまでの約5時間に渡り、運転を休止。
その後、運転は再開されたが、どの新幹線も大幅に遅れ、約14万人に影響が出た。


名古屋駅で、この騒動に巻き込まれた乗客はこう話す。


「火災があったことは知っていましたが、私が出発する夕方までには収まるかと思っていました。
でも、駅周辺に到着すると、人がごった返している。新幹線切符の自動販売機では指定席が買えない設定になっていたため、みどりの窓口は指定席を求める人で大行列になっている。
あきらめて、もう一泊しようかと思いました。

現場は混乱していて、駅員に
『もう帰れている時間なのに、まだ出発もできない。これは詐欺じゃないか!』と
怒りを爆発させる人もいましたね。

私は空いている窓口を見つけて、運良く指定席を買えたのですが、そこから2時間ほど待ちました。
正確な到着時間は分からないので、1時間くらい喫茶店で時間を潰し、
そのあとは人ごみと化した改札付近で、ずっと時刻表を眺めつつ、アナウンスを聞き、
自分の乗る新幹線を逃さないように気をつけていました。
結果的に、その日のうちに家に帰れたので、良かったですけどね」


特急・急行列車が、到着時刻より2時間以上遅れた場合は、
特急・急行料金の全額払い戻しが可能になる。



今回の件で、その仕組みを知った人も多かっただろう。前出の乗客が続ける。


「私もまったく知りませんでした。下車する前のアナウンスで初めて分かったんです。
ある意味、トクした気分にはなりましたけどね。

しかし、みどりの窓口でチケットを買ったときに、職員に
名古屋駅に到着するまで2時間以上かかると思います』と言われたんです。
ならば、特急券は売らずに、乗車券のみを売っても良かったのかもなとは思います。

確かに、いきなり運転がスムーズになって遅れが解消される可能性もあるから、
特急券を売ったのでしょう。ただ、買った時点で既に出発時刻を過ぎていましたし、
何本も新幹線が詰まっていったから、物理的にスムーズな運転を取り戻すのは無理な状況でした。

実際、東京駅に到着したのは、予定より3時間くらい遅れました。

そんな払い戻しが決定的な状況で、わざわざ特急券を購入する意味があったのかなと、
今になって思います。下車したあと、払い戻そうとしましたが、みどりの窓口は長蛇の列。
有効期限が1年ということもあり、また今度にしようと思いました。

そう考えた乗客は多かったと思いますよ。
や遅延で疲れたあとに、30分も40分も立ちっぱなしで並びたいと思わないですからね」



知識は多いに越したことはない。
今回の騒動に、巻き込まれた人も巻き込まれなかった人も、繰り返しになるが、
以下の事項を覚えておこう。


「特急・急行列車が、到着時刻より2時間以上遅れた場合は、
特急・急行料金の全額をお返しします」
東海旅客鉄道株式会社ホームページ「きっぷのルール 事故などの場合の取り扱い」より)




※画像はJR東海サイトより

【関連情報】
東海旅客鉄道株式会社ホームページ「きっぷのルール 事故などの場合の取り扱い」


<<2014.01.07 22:00  : 夕刊ガジェット通信>>