Wafty’s diary

情熱は止まらない 私達は進み続ける

ちょっとした小話をまた一つ

ある日、とある男性が某掲示板上であるコメントに向かってこう返信した。
 
 
 
470 名前:名無し 投稿日:03/05/02

ほんとに出会えるもんだね・・・びっくり・・・

http://〇〇〇.com ;
 
 
 
 

471 名前:名無し 投稿日:03/05/02
 
死んだ俺のじいちゃんやばあちゃんとも出会えますか。

じいちゃんは五年前から寝たきりだった。生きてる頃は正直、気にしたこともない存在。
寝たきりなだけでやたらと元気だし、死ぬだなんて考えたこともなかった。
それが去年さらっと死んだ。
棺おけに入ったじいちゃんはベッドに寝たきりだったころと変わらない顔してた。
そのまま火葬場で骨になった。

じいちゃん死んで元気がなくなったのか、今年の初めにばあちゃんも死んだ。
立て続けに死なれて親父たちはへろへろになってた。

俺が思い出せるのはじいちゃんやばあちゃんのウザったいおせっかい。
寒いからもっと着ろだとか、俺がひそかに嫌いな料理を美味いから食えだとか。
実家に帰った時に千円や二千円を小遣いにくれたりとか。そんな程度しか思い出せない。

じいちゃんもばあちゃんも俺のことを好きだった。だけど俺はそんなに好きってわけじゃなかった。
でももう一回会えるなら、今度はちゃんと好きだったって言ってやりたい。

出会えますかこの野郎。

俺はじいちゃんとばあちゃんに
会えるのかって聞いてんだよこの野郎。
 
 
 
 


 
 
 
余裕で泣きました。