前回の“鬼ごっこ”で彼女に何かを悟らされた後、私は改めて自分の世界が小さい事を知りました。
何故ならイタリアに行って何よりも衝撃的だったのが、規模の違いだったからです。
今まで自分はこんな小さな事で悩んでいたのか…こんな小さな世界で生きていたのか…
まだ世界には知らない事が沢山あるんだと……この身で体感しました…そして………
世界観が変わりました。
冗談抜きで。
其の拾捌
『僕と契約してゴンドラに乗ってよ!(謎の発言、再び←)』
8月19日(朝食○ 昼食自由 夕食○)
8月19日(朝食○ 昼食自由 夕食○)
7:30 :フィレンツェ (約3時間30分/274km) →
●ミラノに向かう途中、水の都ヴェネチアを訪れる
着後 :ヴェネチアちょっぴり自由行動
ヴェネチア (約3時間30分/276km) → その後、北イタリアの中心都市、ミラノへ
20:00 :ミラノ / ホテル着
●夕食は名物ミラノ風リゾットとカツレツを用意 ミラノ 2連泊【ベストウエスタン・ガッレス】
長い長い6日目は続きます。まだまだヴェネチア祭りは終わりません(
再びサン・マルコ広場へとやってきます。ここからは少し歩いて『ゴンドラ』の船着き場へと歩きます。
ヴェネチアに行ったら誰もが言う事があるんだそうです。
「ここまで来て『ゴンドラ』に乗らずに帰る事はヴェネチアに行ってないのと同じだ。」
この意見にラティさんも大いに納得。ハハッ!ぬかしおる! 乗るしかないなw
良い天気だし、良い写真も撮れそうです。てな訳で、なんやかんやで乗れる事になったので乗りますw
では、スタート。
水面からの視線でヴェネチアを見れます。 “彼ら”になった気分でご覧下さい←
最初は何かと波があるような無い様な微妙な感じですが、まぁ一応海なのでそれなりに揺れますw
綺麗に『ゴンドラ』が並べられています。手入れもしっかりされているようです。
上の写真の橋は溜息橋と言います。(工事中の広告どうにかしてほしかった…)
橋の右手が牢獄で左手がドゥカーレ宮殿ですが、牢獄からこの橋を渡ると2度とこの世に戻って来れないと
言われ、橋の小窓からこの世に別れを惜しみ溜息をついた、ということからついた名前だそうです。
しかし唯一この牢獄から脱獄したのがカサノバです。
左の宮殿内の裁判に使われた広間には隠し扉があり、受刑者は、判決を受けると、美しい宮殿の中を歩くことは許されず、その隠し扉から狭い通路を通って、溜息橋まで行き、橋を渡って刑務所に入るようになっていました。
『ゴンドラ』は街の中の運河へと進んでいきます。
ここからは迷路のような運河を縫うように進んでいきます。予めルートは決まっているそうですがw
だんだん賑やかになってきました。雰囲気も出てきます。…に、しても『ゴンドラ』の操作難しそう……^^;
でも一度もぶつけないのが船頭さんの歪みねぇテクニックの凄い所。当たりそうになっても足で回避しますww
この街は観光で有名ですが、勿論多くの人が日常生活として過ごしている街でもあります。
『ゴンドラ』が通る運河には住宅街もあります。住人の方の心遣いで花が飾られ、街の景観が保たれています。
お、これは良い風景ですね。綺麗な被写体です。青白のクルクルは理容師のお店なんだそうです。
色は違いますが、日本でも店の前に例のクルクルありますよねww (正式名知らんググってw)
流石に、こんな狭い所はゴンドラは通れません。通るとしたら仰向け状態で通れるのかな?w
“彼ら”ならスレスレで通れそう←
暗くて裏の世界みたいな所まで綺麗に見えるから不思議なものです。
この街には特別なオーラが漂っている様に思えるのは私だけでしょうか。
橋が連続している所へやってきました。『ゴンドラ』が上手い具合通れるように作ってあります。
水が太陽の光に反射して綺麗ですね^^
これも、なかなかの風景です。曲線がいい構図を生み出しています。
今にも上を“彼ら”が飛んでいきそうです。石畳がそのまま水にすり替わってる世界……とても素敵です。
『ゴンドラ』に乗ってホント正解。おかげで良い風景に沢山出会えました。
貴重な体験ですし、これは是非お勧めします♪
ここからは別ルートを通って、船着き場へと戻ります。
ぶらり『ゴンドラ』の旅、後半へ続く。
次回、何処かで見た事ある様な風景、再び。
其の拾玖に続く。
乗らなきゃ見つけられないものがある。