Wafty’s diary

情熱は止まらない 私達は進み続ける

【大井川鉄道】そこは不思議の国でした (第10回)

井川線沿線では車輪が軋む音で列車接近を判断する、大井川鉄道を訪ねる旅。第10回です。

今回は井川線のオアシス的な駅の一つ、「接阻峡温泉」を体感していただこうと思います。


◆2日目途中(第10回)までのルートです。

↓(大井川鉄道 井川線 井川方面)
接阻峡温泉 11:43

(徒歩30秒) 【森林露天風呂】 (徒歩30秒)

接阻峡温泉 12:46
↓(大井川鉄道 井川線 井川方面)
途中の 「閑蔵」 まで掲載。



奥大井湖上」を出発した私達が辿り着いた駅は、「接阻峡温泉」
その名の通り、ここは駅の目の前に個人が経営する 【森林露天風呂】 があります。
集落があり厳密に言うと秘境駅ではありませんが、風景はまさに秘境駅そのもの。もの凄い山の中です。

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駅舎も良い味を出しています。この後、【森林露天風呂】へと入らせてもらいました。
そして、ここでも安定の貸し切り状態 (笑)
存分に楽しむ事が出来ました。露天風呂が全部、木で作られている上に周りには大自然。最高でした♪
入浴後は経営する方が飼っていられる犬が2匹。可愛かったので思わず撮るのを忘れていました。

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お風呂の後は駅周辺撮影です。
ホームから千頭方面に向かって撮影。山の中にレールが消えていくみたいですね。

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続いてホームの端より下アングルから井川方面を撮影。トンネルの向こうには更なる秘境が待っています。

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切り替えポイントをメインにしながら近接撮影。いい画が撮れました。
パッと見ると、どうしてこんな場所に線路があるんだろうという気持ちになります。

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再びそこから千頭方面に向かって、駅を撮影。やっぱり不思議ですね…

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どこか懐かしい空気が漂う駅舎です。

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井川方面の列車が来ました。これに乗って井川線最後の目的地、終点の「井川」に向かいます。

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出発すると列車は、秘境のど真ん中を走ります。高い木々が連なる中を漂々と走行していきます。

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こんな山奥にも登山道が整備されているので驚きです。ワイヤーの吊り橋がしっかりと整備されています。

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トンネルの数も格段に多くなってきました。車輪の軋む音も一層、響き渡ります(笑)

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究極の秘境駅「尾盛」に到着です。
ここは本当に何もありません。本当にありません。本当に…ありません。(大事な事なので三度言いました)
あると言ったら狸の置物とその看板。そして開かずのプレハブ倉庫……

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そして挙句の果てに、ホームがこれ。

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まさに 「誰が使うんだ…?この駅…」 状態。
本当に存在理由が謎の駅として全国一位、二位を争う究極の秘境駅と言われています。
流石に、ここに降りる勇気は無いので今回は列車から見るだけにします(笑)
列車は「尾盛」を出発。案の定、誰も降りませんでした。


さて、気を取り直して今度は 「関の沢鉄橋」 です。
ここは川底からの高さが100mあり、高千穂橋梁に次いで高い鉄道橋でしたが、
高千穂橋梁を通る高千穂鉄道が廃止されたため、現在では日本一高い橋梁となっています。
観光客へのサービスとして、旅客列車は橋上では徐行運転を行います。凄い高さですね。

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関の沢鉄橋から見た風景。もうここまで来ると南アルプスの下辺りになります。
気がつくと私は山登りをしていたようです。

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鉄橋を渡ってしばらくすると次の駅、「閑蔵」へと到着しました。
次回はこの 「閑蔵」 から記そうと思います。そして、いよいよ井川線の終点 「井川」 へと到達します。





第11回に続きますノシ