Wafty’s diary

情熱は止まらない 私達は進み続ける

あ!この問題○○でやった問題と同じだ! とは

チャレンジ勧誘漫画(ちゃれんじかんゆうまんが)とは、
日本に置いて発行部数第一位の漫画雑誌の通称および手法である。


概要

数週間(1度チャレンジに入会して退会すると数日に一度)に一度、
日本全国の小中学生の家庭(どうやって調べたかはお察しください)に無料で送付される。
宿題やいじめに追われている小中学生の一時的な心のオアシスとして全国に愛読者は多い。
そのため“ジャンプやマガジンを読んだことはないが、チャレンジ勧誘漫画を読んだことはある”という
小中学生が多く報告されている。なお某社の資本金の50%が、コレに当てられるという不思議な噂がある。


ストーリー

ベースとなるストーリーは毎回同じで、いずれもチャレンジ(挑戦)することの尊さを説いている。
同じ物語を、登場人物の名前を変えながら何度も読ませることで、
一定の刷り込み効果があるのではないかと指摘する専門家もいる。
また作中、チャレンジすることにより以下の効果があることが語られている。

・勉強ができるようになる
・背が10cmも伸びる
・スランプ脱出できる
・先生に気に入られる
・イケメンになる
・先パイに気に入られる
hydeの身長が157cmになる
・スポーツ万能になる
・もっとイケメンになる
・小遣いが増える
・背があと3cmも伸びる
・彼女ができる
イチローの打率が上がる
・義妹ができる
・義姉ができる
・彼氏ができる
・将来、セレブになれる。



しかし大部分の小中学生はチャレンジしても背は伸びず、運動音痴のままであり、
彼女もできなければイケメンにもセレブにもならなかった。
このことから、チャレンジ勧誘漫画は悪徳商法に当たるのではないかとも考えられる。

イメージ 1

注意してみるとグラフがかなり違う。
また、グラフなども不正に改ざんしている。(上の画像参照。)
一方で、別の利用法を見出す小中学生もいる。



批判

これらの漫画は中二病を誘発する可能性があるとして、市民団体などが抗議を行っている。
また、既にチャレンジしている者にはこの漫画が送付されないことにも批判がある。



先パイとは

チャレンジ勧誘漫画の男性登場人物のひとりである。

先パイはおおむね、主人公にチャレンジすることの尊さを説く役割を持っている。
主人公に、先パイのようになりたいという気持ちを喚起させなければならないため、
日本人が描く勝ち組像が濃縮されている。
そのほとんどは、チャレンジする前から持って生まれた天賦の才と境遇である。

たとえば、

・背が高い
・小遣いが多い (家が金持ち)
・勉強ができる (ただし努力してできるようになったという場合もある)
・スポーツ万能
(テニスやバスケットボールが得意であることが多い。柔道が得意という先パイはあまり聞かない)
・イケメン (絶対条件!)
・優しい (ただし誰もが声をかけやすいというより高嶺の花のような存在であることが必要)
・いつもニコニコ (ニコニコ動画にはまっているというわけではない、決して)
・髪の毛がありえない色 (中学時代から染めているのである。それでよく学校推薦をもらえたものだ)


主人公との関係

主人公は少なくとも中学2年の秋頃から先パイに憧れており、
先パイが中学を卒業してもその思いを持ち続け、高校1年に晴れて付き合うことになる。
恋愛のスパンが短いとされる中学時代において、その一途さは切ないほどである。
一方の先パイも少なくとも中学3年の秋頃には主人公を含む女子と仲良くしており、恋愛対象に入っていた可能性はある。また高校進学後も彼女を作らず、主人公が入学すると同時に付き合い始めることから、実は前々から主人公を好きだった可能性がある。こう考えると、遊んでいるように見えて先パイもかなり一途である。
しかし先パイが3年の頃から主人公に思いを寄せていたとすれば、まだチャレンジしていない主人公のときから好きだったということになり、チャレンジしようがしまいが主人公は先パイのハートを奪っていたことになる。
なんのためのチャレンジ勧誘漫画だ、コノヤロウ。
また主人公は仲のよい同級生といつも3人で行動している。性格や行動パターンも非常に似ている。
しかし確実に、先パイはその3人の中で一番かわいい主人公を彼女に選ぶ。
これは読者に世の中所詮顔であるということを教えているのである。




妬んでいる者

先パイのまわりは敵だらけである。

中学の男子テニス部員
先パイが2年女子の人気をさらっているので、男子部員からは妬まれている。
なぜ先パイが部長になったのかは疑問だが、おそらく面倒くさいといって他の部員が先パイに
押し付けたのだろう。テニスもうまいので表立って文句を言うことはできず、余計に恨みを募らせる。

中学の同学年の女子テニス部員
私たちもいるのになんで年下の子とばっかり遊んでいるのよ!

中学時代の県大会で戦った相手
後輩の黄色い声を聞いた途端に調子上げるなよ!テメエは女がいないと勝てないのか、コノヤロウ!

中学時代の同級生
テニスと後輩の女子にしか興味がない先パイはクラスの行事でも非協力的。そのくせ勉強もスポーツもできる。しかも学校推薦をもらうくらいだから教師受けも良い。なんかヤな感じ。
そもそも先パイは同級生に友だちが少ない。

高校のテニス部の先輩
強豪校であるため他のテニス部員もテニス馬鹿であるが、先パイが入部早々レギュラーの座を奪ってしまい、
その恨みは尋常でない。しかも2年に進学するや否や新入生に手を出し付き合い始めた。
そろそろかわいがってやらないといかんな。

高校の同学年のテニス部員
幸運にも先パイは出世頭としてレギュラーの座を奪ったにも関わらず、練習に専念するどころか中学に遊びに言ったり新入生と付き合いだしたりする。そんなことしてたら俺たちの評価まで下がるだろ、ちゃんと練習しろ!

高校のテニス部のマネージャー
私たちもいるのになんで入部早々の女の子に手を出すの!

「読者」
結局イケメンが勝ち続けるってお話ですか、コノヤロウ!

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「いつの時代もハイテンションな勧誘漫画である。」 ―― ラティさん 談