其の弐拾壱
『確かに彼らはそこに居た』
8月19日(朝食○ 昼食自由 夕食○)
帰り際というのは何処か寂しく感じるものですね…
この水の都 『ヴェネチア』 は現在、街全体が水没する危険性があります。(本当の話)
写真からも分かるようにヴェネチアは水位が高く、大潮の時は日常的に水につかる事も多いそうです。
それ故に現在進行しているとされる地球温暖化による海面上昇の影響も大きいと予想されているのです。
水没するなんて事は絶対起きて欲しく無いですが、この街が消える日はそう遠くないみたいです…
こんなにいい街なのに……
こんなに素敵な場所なのに……沈むなんて…………とても信じたくないです……現実でも。
この街を最初に見た時……彼女は泣いていた……
おそらく故郷に来れた嬉しさと、仲間を見つけた嬉しさ。そして、この街の運命に対して泣いていたのでしょう。
そして…今は私が泣いています……
ここへは、もう二度と来る事は無いのでしょう……この人生では。
“この街の事……忘れないでね……”
“来てくれて…ありがとう……!”
今なら“彼ら”の声が聞こえる様な気がした。
“Ciao!logitec!”
またね…か……もう一度来なくちゃなぁ………………
……。。
「また、来れるよ!きっと…!」
「そうだな…!行こう…また新しい旅へ……!」
さようなら、水の都。 また逢う日まで。
ヴェネチア篇 ~終わり~
【今シリーズをずっと見続ている方へ】
皆さん、本当に今までこのくだらない暴走にお付き合い頂きありがとうございましたm(_ _)m
この場を借りてお礼申し上げます。特に毎回コメントを下さる方には超絶感謝の気持ちでいっぱいです。
幾ら殴ってもキリが無いのは承知の上です。本当に申し訳ございませんでした。
おかげ様で少し新しい何かを発見したように思えました。また一つ、成長出来た気がします。
このシリーズが終わると同時に一区切りつけようと思っています。(色々なんか変えるかもね)
まだまだ旅は続きますが、最後までお付き合い頂きますよう改めて宜しくお願いします。
【今シリーズ初見の方、または久しぶりに見た方へ】
次回、最後の観光地へ