究極路線、大井川鉄道を訪ねる旅。第2回です。
いよいよメインの大井川鉄道。
駅舎は小さく、看板が無ければ普通のプレハブと間違えてしまいそうです。
でも中に入って足が止まりました。 あれ…?今って平成24年だよね…?
駅舎の中を見渡すと、幾つもの写真。観光に力が入っている事を伺わせます。
十秒ぐらいボーッとしていたら、すぐ隣の窓口から声が。
「SLに乗るお客様ですか?」
そうだった、ここで切符を買わなくては。
というわけで、以下の切符を金谷駅で購入します。
【大井川・あぷとライン フリーキップ】 \5,550
【SL急行券】 \560
SL自体は金谷ではなく、隣の新金谷から出ているので普通列車で新金谷まで移動します。
東海道線の列車からこの列車までの乗り換えは12分と、割と時間が無いのでゆっくりは出来ません。
でもホームに出ると再び足が止まりました。
始発駅にして、この年季の入ったサビ…ただの鉄道じゃないな…こりゃ
そして、こっちは近鉄特急の払い下げ車両が2両…もの凄いシュールな光景です。
これに乗って隣の新金谷に向かいます。車両の中はさすが元近鉄特急なだけあって快適です。
不気味な軋み音が諸に聞こえるのはご愛敬 (笑)
しかし近鉄特急が2両ってのもシュールな光景ですが、ワンマンかつ整理券が付いてるのもこれまたシュール。
数分程で新金谷に到着です。
一応、大井川鉄道の中では2番目に大きな駅。乗ってきた電車を見送ります。
ところが電車を過ぎ去った後、私は金谷以上に不思議な感覚に陥りました。
「何これ…何処…?ここ…」
よく見ると、同じ列車に乗ってきた乗客たち全員がその場で茫然としていて動きが止まっていました。
誰もが 「え…?え……?」 みたいな事を言っていて、7秒位これが続いていました。
その光景は今も忘れられません。今思えば、これが不思議な国に入った瞬間だと思います…マジで。
そんな乗客たちの戸惑いに笑顔で見続ける対向列車の運転士さん。
金谷方面のホーム先の光景が気になったので、ホームの先端に行きました。
ついでに、笑顔が素敵な運転士さんが運転する列車が発車したので撮影 (笑)
さて列車も見送った事だし、車両撮影でも…
古ッ!←
第3回に続きますノシ