サービス運転・サービス対応に定評のある、大井川鉄道を訪ねる旅。第9回です。
◆2日目途中(第9回)までのルートです。
「ひらんだ」を出発した私達は、井川方面の列車に乗って隣の「奥大井湖上」へ向かいます。
いくら乗り降りしても料金が変わらないのがフリーキップの良いところ。フル活用させてもらいます(笑)
そして目的の「奥大井湖上」は…こんな所にあります。
(画像提供元URL: http://d.hatena.ne.jp/OKP/20090503/p1 )
なんじゃこりゃ。←
何かとんでもない駅に来てしまいましたね。列車はこの橋を渡って、接阻湖をゆっくりと渡ります。
「奥大井湖上」到着です。車掌さんから
「やっぱりこの列車にもいましたかw どうぞ楽しんでくださいねw」 みたいな感じで言われたのはいい思い出(笑)
列車は“ゴォォ…”と音を立てながら橋を渡っていき、再びトンネルへと吸い込まれていきました。
さて、またとんでもない場所に取り残されましたね!テンションが上がります。
安定の屋根付き待合室です。雨でも十分対応。こういう気が利いてるのが大井川鉄道の良い所でもあります。
可愛いイラストですね。ちなみに、実際に大井川鉄道の女性職員の服装もこのイラストと同じです。
駅のホームには 「Happy Bell」 という鳴らすと幸せになれる鐘が設置されています。
実際に、ここで結婚式を挙げたカップルさんもいるのだとか。
駅名板です。海抜はさっきの「ひらんだ」より5m上の490m。隣には各駅で見られる、狸物語の看板。
奥大井湖上駅は、中部の駅100選に選ばれている駅でもあります。
ホームの隅っこから撮ってみました。本当に陸の孤島ですね…(笑)
対岸には、下の方にこの路線に線路が付け替えられる前の旧井川線。
そして上の方には県道があります。よくある湖上駅の写真はあそこから撮るんですね。
線路上から撮影。やっぱり何処を撮っても、凄い場所にいるんだなぁと感じます。
駅から「奥大井レイクコテージ」というログハウス風な休憩所に続く階段の前には、こんな看板が。
それでは、奥大井レインボーブリッジを渡ってみましょう。向こう側まで歩く事が出来ます。
トンネルが近づくと上に階段が続いています。せっかくなので登ってみましょうか。
階段の上から線路を撮ってみるとこんな感じ。前回の「ひらんだ」でのトンネルパネルと同じ風景ですね!
更に登ると、登山道に続いていました。このまま行くと隣の接阻峡温泉まで60分程で歩いて行けるそうです。
すると、ここで登山道側から3人の男性が。登山からの帰りでしょうか。
ところが、私が「こんにちはー」と声をかけても反応がありません。声が小さかったかな?ならもう一度。
自分 「こんにちは、歩いて接阻峡温泉に行って来られたんですか?」
3人 「………………」
…あれ?
3人の男性は無言のまま、そのままさっき私が上ってきた階段を下りて行きました。
これには思わずレッドさんも苦笑い。←
最初は 「うーん、まさかの放置プレイかぁ。」 等と前向きに捉えていたのですが、
その後、サーッと次の仮説が脳裏を過ぎりました。
“日本語が通じない…?”
え、ちょっと待って。どう見てもあれは日本人でしょ。
例え韓国や中国の人であっても何らかの笑みをこぼしながら受け流すんじゃ…でも彼らは一切無表情だった。
(ちなみに旅行当時は反日デモなどはまだそんなに起きていませんでした。)
でも、こんな山奥だし…まさか…いや流石にそれは無いよな………無いよな………?
――― 謎の疑問を残しながら、自分も後になって階段を下りていきました。
橋を渡っている途中、千頭方面の列車がやってきました。するとさっきの3人が乗っていきます。
そして、列車はそのまま行ってしまいました。うーん、結局何だったんだろう。また単なる思い込みだよな、うん。
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結論、挨拶はキチンと返しましょう。
気を取り直して、「奥大井レイクコテージ」の方へ。
カメラの電池を考慮して写真は撮っていませんが、しっかりとしたログハウスです。トイレもあります。
入ったと同時に丁度、雨がサーッと降ってきました。次の列車までしばし雨宿りですね。
さて、井川方面の列車がやってきました。列車が来る頃には雨は止んでいました。
これに乗って次は 「接阻峡温泉」 へと向かいます。
第10回に続きますノシ