「山陰縦貫・超高速鉄道整備推進市町村会議」の設立に向けた会議が19日、
会議の設立を呼びかけた中山泰・京丹後市長は「超高速鉄道整備による環日本海の国土軸の形成と、東南海や山陽での震災に備える交通網として、早く手を挙げて実現に向けて努力していく」と話し、新幹線かリニア鉄道の整備の両方を視野に活動することを提案。竹内功市長は「具体的な行動をまとめ、専門家や経済界の見解なども踏まえて話を進めていきたい」と述べ、松浦正敬・松江市長も同意した。
ルートは、山口県下関から山陰側を通り福知山を経て大阪へ至る案を基本に、福井県小浜市を経て北陸新幹線に接続するルートも示されたが、具体的な案は今後の検討課題とした。松浦市長は「新幹線かリニアか、またルートについてもいろいろな意見があると思う」と話した。
整備費用は沿線市町村の大きな負担になるため、国主導の整備方式を要請することを提案する。
今後は、ルート上の各市町村に声をかけるなど準備を進め、5、6月をめどに市町村会議を開く予定。