無料なのに綺麗な漫画だ、縦スクロールで気軽に読みやすくストーリーも分かりやすいから気に入ってる。
読み進めていくと単独アプリ化や単行本化、サイン会開催などのお知らせが混じっていて、
作者さんの頑張りようが伺える。作者さんは女性の方でデジタル画が大の得意だそうだ。
一方でアナログ画が少し苦手らしく微笑ましく感じる。
けれども、この作者さんもここまで来るのに相当な苦労をしているんだろう。
過熱する漫画界隈で、一歩ずつ一歩ずつ成長していく作者さんの頑張りようが純粋に素晴らしいと思った。
作品中にあった言葉が、心に突き刺さった。
その通りとしか言い様がない。
そのままの勢いで『ネト充のススメ』という作品も一気に最初から最新週まで読破してしまった。
正直ゲームに疎い私には最初は専門用語に付いていきにくい部分があったが、
読み進めていくうちに、この作品も現代人が持つ人間心情を現していきたいという姿勢が伝わってきた。
久しぶりに漫画をぶっ通しで熟読すると、色んな思いや考え方に気付かされる。
普段の闇しか無い現実世界では気付けない大切な事に、改めて気付けるのが漫画の魅力だ。
何故なら、そこには作者さんの本音が切に書かれているからだ。
その本音はSNSの様に直ぐに誹謗中傷の嵐や拡散され叩かれる事もなく、
ダイレクトに読み手に伝わるからなおのこと心に響く。
こんな感覚、しばらく忘れかけていた。
やはり1人で感傷に浸る時間は本当に大事だと思う。
集団の視線を意識しない時間を持つ事が、どれ程の開放的快楽を生むかを実感させられる1日であった。