Wafty’s diary

情熱は止まらない 私達は進み続ける

其の弐拾伍

其の弐拾伍
『最後の晩餐 (本当的な意味で)』

8月20日(朝食○ 昼食自由 夕食自由)
8:30 :ミラノ市内観光と『最後の晩餐』鑑賞またはブレラ美術館見学
●ドゥオモ、ビットリオ・エマヌエレ2世ガレリア、スフォルツェスコ城の中庭、スカラ座など
  おしゃれな街ミラノの見どころをめぐる
●サンタ・マリア・デレ・グラッツィエ教会にてレオナウド・ダ・ヴィンチの傑作『最後の晩餐』を鑑賞(入場/約15分)
  または、15~18世紀の作品が充実したイタリアを代表するブレラ美術館(入場/約1時間)を見学
16:00 :自由行動
●観光後、市内にて解散                         (ミラノ 泊)【ベストウエスタン・ガッレス】

7日目は午後に入ります、イタリア旅行記です。ミラノ特集と言う事で、午前は
スフォルツェスコ城→ドヤ顔像巡り→スカラ座→ビットリオ・エマヌエレ2世ガレリア→ドゥオモ(教会)の順で
ミラノ市内の見所をピックアップして参りました。
 
近くの店で軽い食事を取った後は、次の目的地へと向かいます♪
午後の部スタートです。
 
 
 
 
ドゥオモ(教会)から歩いてスカラ広場へ。そこからバスに乗って移動します。数分後、到着したのはミラノ市の住宅街に程近い教会、サンタ・マリア・デレ・グラッツィエ教会です。
 
イメージ 1
 
路面電車が通過する音が時々聞こえる以外は、ほとんど静かな場所…そんな所に教会は建っています。
礼拝堂内の撮影はNGでしたが、中は言うまでも無く実に壮大なものでした。
 
 
教会の中庭撮影OKだったので、撮ることが出来ました。
 
イメージ 2
 
一見、何処にでもありそうなごく普通の教会に見えるサンタ・マリア・デレ・グラッツィエ教会
 
 
ところが、この教会はとても重要な遺産を背負っています。
第二次世界大戦の空襲にも奇跡的に耐えた、世界中の誰もが知っているあの壁画があるのです…
そう!レオナルド・ダ・ヴィンチの傑作、『最後の晩餐』です!!
今回、運良く見る事が可能となりました。普段は入る事が許可されていない場所ですが…
今日は運良く公開が許可されていました。これは…偶然以外の何ものでもありません…まさに奇跡。
 
そして、実際に本物を見ました。
 
 
見た瞬間、言葉に出来ませんでした。
いや、言葉が出ないと言った方が正しいのかもしれません。
 
 
勿論、撮影NGです。
こんな感じに見えます↓(註:別サイトより画像引用)
 
イメージ 3
 
この画像では分かりにくいですが、実際は想像以上に大きい壁画となっています。
エスの足の部分がある時代に壊されて通路口となってしまったのが残念ですが、他は今も残っています。
(現在は通路口は外気温による壁画損傷防止のため石膏で埋められています)
 
皆さんご存じ、丁度エスが「この中に裏切り者がいる。」と告げている様子を描いたものです。
ちなみに左から4番目ユダ。彼の手には裏切った代償として銀貨の入った袋が握られています。
 
ダ・ヴィンチの作品には謎が多い様で、この絵にも謎が幾つもあるそうです。(映画のネタになるくらいだからね)
それ故に何故でしょう…見ていて不思議な感じがしました。言葉にはしにくいですが……そう感じました。
 
 
 
そんな貴重な体験は僅か15分で終わる事になります。
入場から15分経つとアナウンスで「退場して下さい」と言われるので、すぐに出なければなりません。
そして、グループが退場すると同時にドアが閉まり壁画がある場所へは入れなくなります。
一方通行のドアなのです。出ると、もう戻れません。管理がもの凄く厳重であることを再認識させられます。
 
 
後世に残すために…
 
 
 
 
教会の外へ出ます。
出ると、そこは静かな住宅街が広がっています。廃止された路面電車の線路も見えます。
 
イメージ 4
 
こんな静かな住宅街の目の前に 『最後の晩餐』 は、あるのです……不思議ですよね。
 
 
 
 
 
いやー、貴重な体験でした。
いざ本物を目にすると、なかなかすぐには言葉が出ないものですね…圧巻でした!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
次回、再びあの場所へ
其の弐拾陸に続く。
 
待っていたものは…国境を超えた出会いだった。