Wafty’s diary

情熱は止まらない 私達は進み続ける

【大井川鉄道】そこは不思議の国でした (第5回)

泣く子も茫然、大井川鉄道を訪ねる旅。第5回です。
 
不思議な国の旅も随分、タフな部分まで来ました。今回は大井川本線の駅とその周辺巡りということで、
より不思議さを感じられるように金谷~千頭間の内、「塩郷」川根温泉笹間渡」の2駅を選択。

とはいうのも実は今回、私以外に同行者がもう一人いるので温泉も入れた方がいいと判断しました (笑)


◆1日目途中(第5回)までのルートです。

千頭 13:47
塩郷 14:13

(徒歩3分) 【塩郷の吊り橋】 (徒歩3分)

塩郷 15:51
川根温泉笹間渡 15:59

(徒歩5分) 川根温泉 (徒歩5分)

川根温泉笹間渡 18:08
千頭 18:45

(徒歩5分) … 【泊】千頭


それでは早速、金谷方面の普通列車に乗ってまずは「塩郷」から行きましょう。

列車に揺られる事数十分、塩郷到着。駅風景はこんな感じです。周りには道路と一件のお茶屋さんのみ。
目の前には大井川、そして遠くに見えるのは…

イメージ 1



通称 『塩郷の吊り橋』
ワイヤーだけで支えるスリル満点の吊り橋です。でも、この吊り橋はれっきとした地元の生活道路なんです。
地元からは恋金橋と呼ばれています。生活道路なので勿論、通行するのも無料!これがタダ!いいね!←
早速、渡ってみましょう。

イメージ 2




橋の上からは線路風景が望めます。丁度、千頭方面の普通列車が来ました。ラッキー♪

イメージ 10



真ん中辺りまで来ました。見た目以上に結構長く感じます。そして、想像以上に揺れる揺れる…(笑)
ちなみに、一回で渡れる人数は条件さえ揃えば、110人まで可能。(そう看板に書かれていました)
さらに言うと、人と人との間隔は最低3メートルくらい取るのが理想だそうです。(そう看板に書かれていました)

イメージ 13




下を見ると大井川の流れが見えます。結構高いですね。

イメージ 14



渡りきるとこんな感じ。めっちゃ山の中感が出ています。ワイヤーはコンクリートでしっかり固定されています。

イメージ 15



渡っても特別何かがあるって訳じゃありませんが、次の列車まで時間もあるしせっかくなので渡りきった後、
橋の下が気になったので下の方へ降りて行きました。下に綺麗な茶畑が広がっています。いい風景です。
間近で見る本場、静岡の茶畑。「おーいお茶」って叫びたくなりますね。←

イメージ 16




大井川のすぐ側まで来ました。渡っている人と比べると橋の高さがよく分かります。

イメージ 17




川の水が綺麗ですね。触ってみると、冷たく気持ちよかったです♪

イメージ 18



ちなみに、塩郷駅はこんな所にあります。

イメージ 19




そして、更に橋の高さが分かりやすいように撮影してみます(笑)
10数メートル位でしょうか。結構な高さです。勿論、橋を渡っている人に撮影許可は取ってますのでご安心を。

イメージ 3




列車の時間となったので塩郷駅へと戻ります。
途中、橋の近くのお茶屋さんで美味しいお茶を一杯頂きました。かなりお茶の味が口に残ったので驚きました。
金谷方面の普通列車に乗って次は川根温泉笹間渡」に向かいます。

イメージ 4




川根温泉笹間渡に到着です。
駅名の通り、ここから歩いて5分の所に 道の駅「川根温泉 ふれあいの泉」 があります。
駅からは分かりやく赤いアスファルトの遊歩道が整備されていて、
迷うことなく誰でも気軽に訪れる事が出来ます。線路の曲線と錆びれた35km/hの速度表示が良い感じですね。

イメージ 5



ここでしばらく1時間半くらいの休憩。同行者のもう一方も疲れていると思いますしね(笑)
温泉の後は、無料で飲み放題の「川根茶」と、その茶で作ったアイス(これは勿論有料)を頂きました。
さすが本場、静岡のお茶。どちらも絶品でした。その後は目の前に広がる鉄橋の風景を見たかったので、
のんびりその辺を散策していると丁度、金谷方面の普通列車が来ました。またラッキー♪

イメージ 6



列車を見送った後、千頭方面の普通列車に乗るため再び、川根温泉笹間渡へと戻ります。

ところが駅に戻ってみると遠くでゴロゴロという音が…夕立ですかね?日も急に傾いてきました。
すると駅の中は一気に不気味なオーラに包まれました。古い広告と暗い蛍光灯が雰囲気を盛り上げます。

イメージ 7



気分を変えようと外に出て見ると、更に不気味でした。
妖怪やら幽霊やらが出てきそうな感じがするのは気のせいでしょうか。気のせいですよね、ハハ…

イメージ 8




“チカ……チカッ……”

「え?」
ホーム傍にある煌々と点いている裸電球が一瞬だけ、消えかけました。(実話)
同時にそれまで聞こえていた車の音が急に無くなったのです。完全に音が消えました…
虫の音すら聞こえません。無音のまま、ホームにあった蛍光灯がパッと一気に点灯しました。

イメージ 9





“チャンチャ~ンチャチャンチャ~ン♪”

「!」

突然、何処からか謎のメロディーが流れてきました。おそらく「夕焼け小焼け」だったと思います。
でも、曲にしては流れるスピードがやけにゆっくりでした。そして曲が終わる時に、身震いがしました。
音程が下がりながら、

 “~♪…ブ…ブツ……ガチッ!プツッ!…―――――― ”

「…!」

イメージ 20


何ですか…この異常なまでに構築されたフラグ臭は…これには流石のもう一方の同行者も、

「これは…怖い…」

そして最後に、この不思議な国が用意していた恐怖の切り札が私のすぐ後ろにありました。
ふと後ろを見返すと、そこには大井川鉄道からの不吉な「お知らせ」が…




『列車が定刻になっても来ない場合は下記に示す電話番号へご連絡下さい。』



う、嘘だろ…?
ひぇぇ…早く来てくれー大井川鉄道



















近鉄16000系 「はーい♪」
やっと来てくれました。16000系、マジ天使。大好き。←

イメージ 11




あー怖かった。列車に乗り始めると、もう周りは真っ暗です。
この天使ちゃんで、一気に千頭へと向かいます。

イメージ 12



千頭到着。そして、ここで1日目のカメラの電池切れ。丁度良かった…ということにしましょう(笑)
今夜は千頭駅近くの民宿で一泊します。

ちなみに泊まった民宿さんについてはこちら↓

【民宿】 茶どころ
一泊二食付 大人1人 \7,700 (チェックイン 16:00   チェックアウト9:00)
電話:0547-59-2085 公式HP→http://www.cyadokoro.burari.biz/

一泊二食付きで7,700円なので、大井川鉄道を旅する者にとって非常に穴場な民宿さんです。
素泊まりに至っては、たったの3,350円。対応して下さる方も非常に親切で良い方です♪
しかもこの日に至っては、貸し切り状態だったので千頭温泉に入り放題でした。
翌日、出発する時にはご厚意で自らが栽培されている川根茶を下さいました!びっくりです。
勿論、大切に飲ませていただきました。美味しかったです。またここ来た時は訪れてみたいです(´∀`)




不思議な国の旅、1日目が終了しました。
次回より2日目です。いよいよ次回から、通称 『南アルプスあぷとライン』 !

井川線の旅が始まります!





第6回に続きます ノシ