Wafty’s diary

情熱は止まらない 私達は進み続ける

何言ってんですか機長…?ハイドロがなくなったらおしまいなんですよ…このメーターがゼロになったら…この機は完全にコントロールを失うんですよ!!

※ハイドロ(作動油)…
旅客機は操縦系統、着陸装置などの作動は油圧により遠隔操作をしている。
この油圧系統の作動油、もしくは油圧そのものをハイドロという。






7月中旬に珍しく家族揃って映画を観に行ったのをふと思い出しました。
見たのは『BRAVE HEARTS 海猿』です。確か上映開始から3日目だったと思います。
海猿シリーズと言えば、海上保安庁の潜水士の活躍と救出劇を描く言わずと知れた作品。
海上保安庁と言えばコレというイメージを持ってる方も少なくないです。
メディアでは2004年の映画『海猿 UMIZARU』、2005年のTVドラマ『海猿 REVOLUTION』、
2006年の映画『LIMIT OF LOVE 海猿』、2010年の映画『THE LAST MESSAGE 海猿』に続く、第5弾。
ファンによる根強い人気があるシリーズです。

今回の映画では主人公が海上保安庁のエキスパート集団「特殊救難隊」に所属しているという設定。
そんな中、バディである仲間の恋人がCAを勤めている旅客機B747-SRが異常を起こし、制御不能に。
機長は着陸時の火災・オーバーランを避けるため、羽田の緊急着陸を中止。
東京湾への海上着水を目指します。


大まかに言うだけでも凄い設定…しかし原作はこれ以上の鳥肌ものでした。
一応原作コミックスは全巻揃えていますが、原作と映画では別世界なのもまた面白い点でもあります。

一言で言えば

原作→突き付けられる無情な現実と主人公の意地と思いを忠実に伝えている。
映画→絶対不可能な救出劇に挑む主人公の意地と思いを忠実に伝えている。

みたいな感じなんだと思います。
どちらにしても制作者の熱意がひしひしと感じられる素晴らしい内容となっています。



しかし、今回扱った航空機事故というのは実に難しく重いテーマだと思いました。
原作は読んでいてとにかく、あの御巣鷹山のJAL123便を再現しているということを痛感したものです。
事故原因は実際のものと若干異なりますが、雰囲気と状況がかなり似ていたので衝撃的でした。
あの旅客機がもし海上着水していたら…という設定を描きたかったのだと思いました。
読んでいて感じる物は多かったです。さすが佐藤秀峰さん。


映画では映像と音を加えたことで、リアル度が更にアップ。
着水地点も東京湾という、より現実味を帯びたものとなりました。




さて、何でこんなに今回語るのかというと
私の家族では珍しい、全員一致のファンだからです。
家族全員で趣味が一致するのは極めて異例の事。果たして何が私の家族を『海猿』へ引き寄せたのでしょうか。




答えは簡単。
理由は3つあります。

1つ目、海猿シリーズの脚本を手掛ける方が親が通っていた学校の同級生だから。

2つ目、地元に実際に海上保安部があるから。

3つ目、原作も含めて地元が面白いぐらいに登場していたから。








うん、ハマるわけだ。(殴